2012年9月5日水曜日

アーニー・ガンダーセンさん講演会

9月1日、福島第1原発のメルトダウンをいち早く警鐘したアメリカの原発エンジニア、アーニー・ガンダーセンさんを新潟にお招きして講演会を開催しました。220人が参加して大盛況でした。

別会場ですが、講演が映像でアップされてます。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/28953


ガンダーセンは、福島第1原発3号機の爆発映像を分析して、爆発がデトネーション(音速よりも早い爆発)であると指摘しました。デトネーションであるならば、どんな建造物もそれに耐えることができないと強調しました。

また、4号機の燃料プールが今後の地震で崩壊する危険性を指摘して、東京電力に迅速に耐震補強すべきと主張しました。もし、燃料プールが崩壊することがあれば、大量の放射性物質が放出されます。「地震は待ってくれません」。福島、否、日本列島は綱渡りの状況です。

ガンダーセンさんは3・11前に、おつれあいのマギーさんから「今後原発の事故が起きるとしたらどこだろう」と尋ねられ、「どこで起こるかはわからないが、マークⅠかマークⅡの原子炉であることは間違いない」と答えたそうです。残念ながらガンダーセンさんの予想は的中しました。ガンダーセンさんは、マークⅠ、マークⅡは格納容器が小さく、容器の重心が上方にあるので、地震に弱いと繰り返し警告しています。柏崎刈羽原発の1号機から5号機はマークⅡの改良型です。いつ起こるともわからない地震国日本に原発は危険すぎます。ガンダーセンさんは世界にある全てのマークⅠ、マークⅡの原子炉をただちに運転停止にすべきと言っています。マークⅠの改良型を含め、日本では福島以外に女川原発、浜岡原発、東通原発、島根原発、敦賀原発があります。

ガンダーセンさんは、アメリカで原発の危険性を告発したため、アメリカの「原子力村」から追放されました。また、訴訟も起こされ、自宅を手放したりしたそうです。アメリカでも原発に反対することがいかに大変かがわかります。ちなみにガンダーセンはnuclear priest という言葉を使っていました。原子力業界の聖域にいる聖職者みたいな意味だと思います。日本では「ムラ」ですが、アメリカでは聖域や聖職者という表現です。この辺の文化の違いは興味深いです。


1 件のコメント: